山は富士なら酒は白雪 江戸時代初期には清酒業を本業とする様になった小西家。一六一二年(慶長一七年)には江戸への出荷を開始、駄送り(馬で運ぶこと)で運んでいました。伊丹の酒は高品質で江戸で大評判。飛ぶように売れていました。 さて二代目の宗宅が江戸への駄送りの途中、雪をいただいた富士山の気高さに感動、「白雪」と名付けました。それが一六三五年(寛永一二年)であるとの記録が残っていますので、白雪なる銘柄は三六〇年以上の歴史があることになります。もちろん現存するブランドでは最古のもの。以来、現在に至るまで富士山は小西家のシンボルとして生き続けています。 昭和に入り、お馴染みの小西酒造株式会社設立(一九三三年)となります。今に通じるキャッチフレーズ「山は富士、酒は白雪」で広告を始めたのは一九三九年。 【純白・純粋・純潔のイメージがある白雪の樽酒】 宝塚歌劇団では鏡開きに毎年白雪の樽酒を使用しています。 山は富士なら、酒は白雪、結婚式には白雪の樽酒をどうぞ!