月桂冠祝樽

■月桂冠 祝の樽酒


ギリシャ神話に「太陽神アポロが怪蛇を退治し、月桂樹の葉をもって身を浄めた」とあるように、ヨーロッパでは、月桂樹は邪気を払う霊木として崇(あが)められてきました。

1637年(寛永14年)、初代・大倉治右衛門が京都府南部の笠置町(現在の相楽郡笠置町)から城下町、宿場町としてにぎわっていた京都伏見に出て来て創業。

屋号を「笠置屋」、酒銘を「玉の泉」と称しました。明治時代には、酒造りに科学技術を導入、樽詰全盛の時代に防腐剤なしのびん詰を発売しました。1910年(明治43年)には、「コップ付き小びん」が当時の鉄道省で「駅売りの酒」として採用され、月桂冠が広く知られるきっかけになりました。

その後も「品質第一」をモットーに、日本ではじめて年間を通じた酒造りを行なう四季醸造システムや、新規技術を活用しながら品質の高い酒を醸造しています。
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